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1月13日 - NBAバスケットボールのマイケル・ジョーダンが引退。 1月27日 - 大相撲の千代大海龍二、大関昇進。 4月4日 - 選抜高等学校野球大会で沖縄尚学が沖縄県勢として初優勝。 5月26日 - 大相撲の武蔵丸光洋、横綱昇進。 女子テニスのシュテフィ・グラフが引退、最後の年に有終の美を飾る。 6月5日 - 全仏オープン決勝戦でマルチナ・ヒンギスとの“新旧女王対決”が実現し、グラフがヒンギスを 4-6, 7-5, 6-2 で破る。グラフの4大大会通算「22勝」は女子テニス歴代2位記録。ヒンギスのマナーの悪さも話題を呼んだ試合。 7月4日 - ウィンブルドン決勝戦でリンゼイ・ダベンポートに 4-6, 5-7 で敗れ、これを最後の4大大会にすると宣言。女子歴代1位のマーガレット・コート夫人の「24勝」に“あと2”届かずに引退することが確定した。 8月13日 - 現役引退を表明。 6月6日 - 男子テニスのアンドレ・アガシが全仏オープン初優勝、史上5人目の4大大会完全制覇を達成する。1969年のロッド・レーバー(オーストラリア)以来30年ぶりの偉業達成となった。 6月19日 - IOC総会、トリノを2006年冬季オリンピックの開催地に決定 7月21日 - 大相撲の出島武春、大関昇進。 10月24日 - シカゴマラソンでハリド・ハヌーシ(モロッコ)が2時間5分42秒で世界最高記録。 10月25日 - 全米オープンゴルフ優勝者のペイン・スチュワート(アメリカ)がPGAツアー年間最終戦「ツアー選手権」に向かう途中、不慮の飛行機事故で死去。 12月12日 - IOC、臨時総会で委員のオリンピック招致都市訪問禁止を決定。 日本シリーズ優勝:福岡ダイエーホークス(4勝1敗) セ・リーグ優勝:中日ドラゴンズ 81勝54敗 1位 速水けんたろう、茂森あゆみ、ひまわりキッズ、だんご合唱団:『だんご3兄弟』 2位 GLAY:『Winter,again』 3位 浜崎あゆみ:『A』 1位 宇多田ヒカル:『First Love』 2位 ZARD:『ZARD BEST The Single Collection 〜軌跡〜』 3位 globe:『CRUISE RECORD 1995-2000』 日本レコード大賞 - GLAY『Winter,again』 アルバム大賞 - 宇多田ヒカル『First Love』 最優秀歌唱賞 - 郷ひろみ『GOLDFINGER 99』 最優秀新人賞 - 八反安未果『SHOOTING STAR』
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Cawaii!(雑誌名) 【カワイイ】 概要 主婦の友社から発行されたファッション雑誌。 その中に連載されている「Sai!GO3」というコーナーのキャラクター(チェリリー&スージー)と、この雑誌のモデルと務めていた福長優&井上奈保の2人が作詞した「フリフリハワイワン!」がポップン15に登場した。 2007年3月号~5月号に曲の製作過程やポップン文化祭での披露レポが載っている。 しかし、2009年5月発売の6月号を最後に休刊が決定した。 部数の伸び悩みが理由らしい。 このため、ハワイアンパンクと担当キャラのチェリリー&スージーがCSにも移植されないであろうことが、断定的となった。 後にポップン17のロケテストでは削除予定だったのが残留となり、ポップン18で楽曲とキャラクターが同時に削除対象となった。 ちなみに、携帯型ゲーム機「ビーマニポケット」シリーズとしてコラボしたことがあった。Fly high(浜崎あゆみ)、Love,Day After Tomorrow(倉木麻衣)、Rhapsody in Blue(DA PUMP)、なぜ…(Hysteric Blue)、Close To Your Heart(愛内里菜)に加え、Cawaii!編集部がこのゲームのために手掛けたオリジナル曲「save your dream」の合計6曲が収録されている。 ポップンミュージックとの関連 ポップンミュージック15 ADVENTUREにおいてハワイアンパンクが収録され、その担当キャラクターとして冊子で使われているチェリリー&スージーが起用されている。 この雑誌は主に女子高生を対象としており、その年齢層へのアピールがねらいだろう。 AC版にしか存在せず、ポップンミュージック18 せんごく列伝でこの曲とその担当キャラクターが削除となった。 関連用語 ハワイアンパンク チェリリー&スージー Togo グッズ・書籍
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トレーニング初級編(0)〜リフトアップからローダウンへ〜 目次 リフトアップからローダウンへ。「投げる」という基本動作 ボールはしっかりと持つ ボウラー基準のイメージからボール基準のイメージへ <リフトアップ>から<ローダウン>へ ローダウンレベルのチェック リフトアップからローダウンへ。 「投げる」という基本動作 ローダウンはボウリングの投球における理想的なタイミングのとりかたです。 人間がなにかを「投げる」ときの基本動作はどのような場合も同じです。 スポーツでは足腰が重要であるといわれます。 まず足を使って体を前に運び、止めた腰を支点にしてふんばり 徐々に腹、胸、肩、肘、手と上の方へとパワーを送って、 最終的に指先へ伝えるようにします。 そのように下から上へとしなるように力を伝えます。 野球でもソフトボールでもボウリングでも 「ボールを投げる」ということに違いはありません。 筋肉を連動させることで全身のパワーがボールに与えられるのです。 下半身と上半身の動きの<位置/タイミング>を合わせることが重要になります。 そのためには全身をバランスよく訓練していく必要があります。 【参考リンク】 プライオメトリクス 体の一部分だけ筋力があってもいけません。 それでは弱い部分のところでパワーが途切れてしまいます。 また全身筋肉ムキムキであっても動作の<位置/タイミング>があっていないと ボールにエネルギーは与えられません。 車のギアーをニュートラルのままアクセルをふかしているようなものです。 いくらエンジンが高性能であっても 歯車が噛みあっていなくては車輪に力は伝えられません。 車輪が溝にはまって走れない状態と同じです。 ローダウンは全身をバランスよく使い、力を連動させて ボウラーの潜在的にもっている能力をより多く引き出すための技術です。 一つ一つの力は小さくても連動させれば大きな力になります。 しかしそれは決して楽な投法ということではありません。 今まで使えていなかった部位を投球動作に組み込んでいくため、 どんどん全身運動に近づいていくことになります。 ランニングのように体が大きいならば大きいなりに、 小さいならば小さいなりに体力を要求されるようになり、 これまでとは違って全身に疲労を感じるでしょう。 その意味でローダウンはボウリングの投球をスポーツ化していくものといえます。 (しかしボウリングは倒したピン数を競う競技ですから 球威の追求もほどほどにしないとキリがありませんが) またローダウンは「より上手く体を使う技術」ともいえます。 ローダウンは個々人の身体能力に見合った仕方でパワーを引き出せ 投球において今よりずっと高いパフォーマンスを得ることができます。 ですからローダウンを学ぶことはどんなボウラーにも有益です。 大半のボウラーはオールドスタイルの<動作イメージ>から 「投げる」というよりはボールをぶらさげて落としています。 つまり上半身しか使っていません。 ものを「投げる」というのは全身運動です。 まずはもの「投げる」という基本に立ち返りましょう。 投球で重要なのはまず土台になる下半身だ。 足腰が弱くてはいいボールは投げられないよ。 僕はよく故障するタイプだけどいつも腰や太ももを痛めているだろ。 それだけ下半身をよく使ってるってことさ。 とはいえ僕もツアーに出られなくなるのは問題かな。 パワーが売りとはいってもちょっと抑えるべきかも知れないね(笑) ▲ ボールはしっかりと持つ オールドスタイルの投球はトレーニングをしなくても投球がおこなえ それなりのスコアが出るように考慮されたものです。 オールドスタイルではボールを持たずにぶらさげるようにします。 なぜならボールを持ってしまうと力が入るからです。 力が入るとボウラーはボールを振るので遠心力がはたらき リリースがバラバラになってコントロールがつきません。 本来はそこで無駄な力を取り除いて リリース位置を一定させようと考えるべきですが、 本気でそこまで投球を安定させようと思えば、 少なくとも数ヶ月の練習時間が必要になります。 ワンポイントレッスンではそんな時間はありませんから とりあえず投げてゲームができるようにするために ボウラー自身は力を使わずに振り子の原理でボールを投げるようにします。 そのために肘を曲げないようにし筋肉ではなく骨で支えます。 そうしてボールを自力で振れないようにすれば コントロールは比較的安定します。 (本当のところはコントロールしているとはいえませんが) 上記のようにオールドスタイルは「なにもできない/させない」こと、 わざと力が入らないようにさせることで投球を安定させているのです。 もちろんこれでは行き詰まることは言うまでもありません。 そのようにオールドスタイルでは力を入れないことで体がぶれないようにします。 一方ローダウンではぶれずに力を入れられる <位置/タイミング>をみつけることを目的とします。 ですからまず力を入れてボールを持たなければいけません。 そこから訓練によってよって余分な力を排除していきます。 ▲ ボウラー基準のイメージからボール基準のイメージへ ローダウンで投球をおこなうためには 根本的な<動作イメージ>の転換が必要になります。 オールドスタイルの投球はボウラーとボールの位置関係のみ考えます。 地面に対してボウラーが移動しているところは考慮していません。 いわばボウラー基準の<投球イメージ>と言えます。 このためボールは振り子運動しかしていないことになり、 <回転効果動作>は「上向きに引っかく」イメージになります。 そのようなオールドスタイルの「引っかき上げる」<動作イメージ>での <回転効果動作>をここでは<リフトアップ>と呼びます。 一方ローダウンはボウラーの体の移動による反動や ボールの落下速度を積極的に利用して投球します。 いわばボール基準の<投球イメージ>と言えるでしょう。 ボールを自分に合わせるのではなく自分をボールに合わせるのです。 ローダウン的な投球はまずここから始まります。 ウレタンリリースの項目で説明されているように 手の動かし方が同じでもオールドスタイルになったり ローダウンリリースになったりします。 そのように手の動きだけを変えてもローダウンリリースにはなりません。 ボールに対する体の<位置/タイミング>が問題なのです。 多くのボウラーはローダウンのボウラーを観察するときに スイングやリリースなど手の動きや上半身しか見ていません。 しかし、ローダウンをローダウンにしているのはむしろ下半身の動きです。 「手の動きをどうにかすれば回る」という先入観を捨てる必要があります。 手の動かし方で回すというイメージ自体がオールドスタイル的なのです。 人間は<イメージ>で動いています。 手の動かし方で回すというイメージを持っていれば手投げになります。 もっていない<イメージ>の動作はできません。 自分で楽な動きや違和感のない動きが「自分のボウリングのイメージ」です。 オールドスタイルの<動作イメージ>のボウラーは 意識してローダウンの<位置/タイミング>に矯正しなければ ずっとオールドスタイルのままです。 ですから上記のイメージ転換は早ければ早いほどいいのです。 最近のジュニアのボウラーがはじめからローダウンで投げるのは ローダウンの投球を見てそのボウリングのイメージで育つからです。 あなたは目を閉じてみてローダウンのボウラーの下半身の動きを ビデオのように頭の中で再生できるでしょうか? イメージできなければあなたはまだしばらくローダウンでは投げられません。 同様に自分のフォームを頭の中で再生できるでしょうか? できなければあなたのフォームは過去に学んだときのイメージのままです。 オールドスタイルのイメージで投げていると感じる人は 自分の投球をビデオに撮る、他人のフォームと比較するなりして、 シャドウボウリングや小さなフォームで全身の感覚を研ぎすまして投げ、 第三者の目線(投げている自分の姿を離れたところから見るイメージ)で 自分の投球中の動きをイメージできるよう訓練しましょう。 スポーツはイメージがとても重要だ。 自分の実際の動きとイメージの動きにずれがあると困る。 だから定期的に自分のフォームをビデオに撮ってチェックしてみよう。 その作業は三ヶ月おきぐらいがいいんじゃないかな。 おおむねそのくらいの期間で練習の成果はフォームに現れるからね。 一回に二投ぐらいでいいのでそれらは残しておこう。 ところで一投ごとにビデオでチェックしたりするのはナンセンスだよ。 体力と運動神経はどちらも練習によってちびちびと成長するものだ。 その日の練習でたまたまうまく投げられた一球があったとしても そんなものは成果とは言えないからね。 映像によるチェックもイメージによって体に覚えさせるためなんだ。 ▲ <リフトアップ>から<ローダウン>へ スイング中にボールはボウラーの手に押されながら ボウラーと一緒に移動しています。 押されたボールは徐々にスピードを増して移動していくわけですから、 押している自分もそのボールに合わせて加速し 移動しながら押し続けなければいけません。 自分が加速しなければボールも加速しません。 またサムを抜けばボールは前進するのみです。 もし自分がボールに合わせて移動していなければ ボールは自分から離れて勝手に走っていってしまうでしょう。 その手から離れるボールを「えいっ!」と点のイメージで「引っかき上げ」ても、 指が痛いだけでほとんど回転はしません。 おそらくあまり回転せずロフトするか、アプローチにゴトンと落ちるだけでしょう。 バックスイングのトップからボールはずっと落下し続けます。 それを回転をつけるために腕力で<リフトアップ>しようすれば、 ボールの落下を妨げ、エネルギーを損失していることになります。 ボールに振り回されてリリースがおぼつかないのは、 もともと自分が誤ったタイミングで与えた力が 自分にはね返ってきているためです。 ですから力めば力むほどおかしくなり 球速も回転数も下がってしまいます。 ですから力で<リフトアップ>するのとまったく逆に自分がボールより先に行き、 ボールが落ちてくるのを持ち構えるようにするのです。 この状態を発生させるのが<手遅れ>になります。 そうして手にのってきたボールを上ではなく前に転がしてやるのです。 また人間は「引っかき上げる」ときは速く移動する物体より 止まっている物体の方がやりやすいものです。 ですから回転を付けようと無意識にボールを後ろに引っぱろうとします。 それではボールの前進力を止めかねません。 加速を妨げるのはボールのエネルギーを損失していることになります。 上記の問題を解決するためにはボールが移動していることを 計算に含めた<動作イメージ>をとる必要があります。 オールドスタイルでは自分が動いていることを考慮しないために リリース後にボールはたちまち手から離れていくことになり 回転を与えられるタイミングは点のイメージになります。 それでは回転を付けることなどできませんから、 加速していくボールがサムリリース後にすぐに手から離れてしまわないように アプローチの助走もボールに合わせて加速していく必要があります。 とくに蹴り足の強さは重要です。 押している自分が押されている物体の加速に合わせて移動しているならば、 その押す力は一定であると理屈の上では考えられます。 もし物体と同じ速度で移動しているならば押す力はゼロです。 そのときボウラーの体とボールは平行に移動し、 カーリングでストーンと選手が一緒に滑っているような状態になります。 そのように自分とボールが平行して移動する時間を長く作ることにより リリースのタイミングは長い線のようなイメージになります。 サムリリースのあともさらにスイングがボールの速度についていける、 それが<ローダウン>の<位置/タイミング>です。 オールドスタイルの方がローダウンリリースよりむしろ リリース位置はシビアで難しいイメージなのです。 そしてこのスイングの長さはおもに下半身の動作によって 蹴り足で体全体を前に運ぶことで作り出されていることに注意しましょう。 そのようにローダウンでは極力ボールを「前へ、前へ」と および「下へ、下へ」と送り出すイメージが必要です。 その意識によってボールハンドリングが向上します。 落下速度が上がりフィンガーの追う距離も増えるので 回転数も球速も増すように作用します。 ▲ ローダウンレベルのチェック ローダウンはいうなればボウリングの投球における理想的なタイミングのとりかたです。 ですからボウラーによってはその意識がなくても もともとローダウン的タイミングで投げているひともたくさんいます。 どの程度ローダウンの<位置/タイミング>をとれているかは、 記述に従ったワンステップ投球をおこなうことでわかります。 うまくできない場合はスイングとステップのタイミングがあっていません。 体格の問題を差し引けばスイングとステップの<位置/タイミング>の 一致の度合いがボールの回転数に比例するといっても過言ではありません。 とくに蹴り足の鋭さと腰の位置の沈み具合でそのボウラーの状態はわかります。 非常にボールを曲げようとする意識が強い場合、 ボールに回転をつけようと強引に<リフトアップ>して 前進するボールを後ろに引っぱる動作がおこります。 このタイプはワンステップ投球をすると ボールが前に投げられずスピードが出ません。 ピンを倒そうという意識が非常に強い場合、 前傾したまま投球し体がつっこんだ状態になります。 このタイプはワンステップ投球をすると 前によろけて転びそうになります。 前傾姿勢は「重心が前にある状態」ですから 前傾したまま投げているのは重心移動をおこなっていない証拠です。 下半身が弱く腰高で通常の投球でも止まれずによろける場合は、 ワンステップ投球自体ができないか、ボールが前に投げられません。 蹴り足も軸足も弱く、体力的に重心移動ができない状態です。 上記のような問題がある場合は 積極的にワンステップ投球をおこないましょう。 はじめはできなくてもやっているうちにできるようになります。 どうしてもワンステップ投球ができなければ なるべくそれに近い状態で投げましょう。 以下に練習法の例をあげます。 両足をついた状態でリラックスして立ちます。 その姿勢で蹴り足側に体重がのるのを感じます。 反対の足を浮かせる必要はありません。 逆もやってみましょう。 軸足側に体重をのせます。 そのように蹴り足、軸足と交互に体重が移るのを感じます。 次に同じように両足をついてリラックスした状態で すこし前傾しボールを持って立ち、 ボールを持った腕をブラブラとスイングさせます。 ダウンスイングの最下点付近、ボールが体の横を過ぎるときに 体が下に引っぱられるのがわかるはずです。 もっと神経を集中すれば「ふわっ→ぐっ→ふわっ」という感じに スイングが体の横を過ぎるときには体が沈み、 両端でボールが軽くなるときには体が浮き上がりのがわかります。 感じなければ少しスイングを大きくしてみましょう。 そのタイミングに合わせて体重が蹴り足にのるようにします。 膝を柔らかくすればスイングと膝の屈伸にリズムが感じられてくるでしょう。 手と足のタイミングがあうのをつかめるまでブラブラしてください。 そのリズムでバックスイングがトップにきたら 軸足を踏み出してボールを投げます。 投げるのではなく「落とす」ぐらいの感じで十分です。 スイングとステップのタイミングをあわせるということは ボールの体に対する位置と重心移動をあわせるということです。 上記のような練習をメニューに加えておこなっていれば、 下半身の筋量の増加とバランス感覚の向上によって 次第に片足でもボールを持って立っていられるようになるでしょう。 練習をおこなうときはその目的を理解している必要があります。 課題の意味をあらかじめ教えたグループと教えなかったグループでは 上達に大きな違いが見られたというデータもあります。 なにか技術的な問題点が出てきた時は 自分なりの練習法を考えどんどんバリエーションを増やしてください。 練習法を考えることはそれ自体が投球技術のメカニズムの 理解を深めることに繋がります。 バランス感覚の訓練やワンステップ投球は 地味な作業ですから苦痛かもしれませんが、 タイミングの向上には非常に高い効果があります。 フォームを変えるという作業は習慣を変えるという作業だ。 したがって慣れないことを自分に強いることとなる。 慣れない事をやると違和感が生じる。 違和感が生じるからコントロールが乱れる。 コントロールが乱れるからアベレージが落ちる。 アベレージが落ちるとオモシロクナイ。 おもしろくないから慣れた悪いフォームでまた投げる。 だから上達しない。壁を突き破れない。 http //blog.livedoor.jp/cardinal_300/archives/2007-09.html#20070929 「ステップアップボウリング」すみ光保/ボウリングマガジン1985年2月号 悪いフォームで「上手に投げる」ようにしても練習にはなりません。 とくに下半身の動作に問題がある場合は何年投げても上達しません。 砂場の上に高層ビルを建てるようなものなのです。 いずれ決定的に停滞し、まったくアベレージが上がらなくなるでしょう。 悪いフォームで投げている時間が長いほど矯正にも時間がかかります。 早めにステップとスイングの<位置/タイミング>をあわせるようにしましょう。 ▲
https://w.atwiki.jp/sumiserver/pages/15.html
アカウント作成 ここでアカウントを作成してください。 多重起動などはご自由にどうぞ。 ※今現在多重起動できないみたいなので、次のクライアントで更新します。 【アカウント作成手順】 http //sumiserver.ddo.jp 6900/に接続し、 User ID Password を入力し、 GenderはMale(男キャラ)Female(女キャラ)を選択したら、 Make accountを押してAccount successfully created.と出ればアカウントの登録完了です。
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さ し す せ そ さ サービス休日出勤 サービス残業 最後の悪あがき 再雇用 再就職 埼多摩 歳末大売出し 相模原辰徳 詐欺物取引 サクラ 雑魚寝駅伝 サッカーによる国権の発動 ザ・電話 ザ・ノースコリア・サンデー 砂漠のカローラ サバタレ SAPIOする 差別促進事業団体 差別知事 ザ・マンション 左翼新聞 左翼大学 サラ金界の北朝鮮 サラ金界の創価学会 サラ金の奉仕活動 猿の惑星 ザ・ロケット 三偽一体改悪 惨議院 賛議院 産経伝聞 3ケ100円 サンポール高松 3食ボディーガード付き、泊賃タダの豪華ホテル サンプラザ松山 三里塚空港 し シーシーガールズ シーマイ 自衛隊 市営老人保健施設 信楽焼 ShigaramiJAP 時限爆弾 自主ストライキ 史上最悪のカップル 自称日本人 実質右翼団体の機関紙 実質タンス預金 実質ディスカウントストア 実質的高速道路 実質的スーパーマーケット 実質的制服 実質的暴走族 実質パシリ 実質犯罪者 実質不自由の国 実質普通預金 実質ミサイル運搬船 質の良いデイリーヤマザキ 志望校が墓標になる 清水和夫 市民団体 「市民」という名のプロ集団 指名手配者の掲示板 ジャーナリスト宣言。 シャコタンヴィッツ シャチハタの耐久試験 社長と呼びたまえ、社長と! ジャニーズとハロプロ シャネルを着た泉ピン子 ジャンク堂書店 ジャンパイア 収監誌 醜議院 臭議院 愁議院 囚議院 宗議院 衆議院総占拠 衆議院総暴挙 宗教界の金正日 宗教界のナベツネ 宗教法人 醜教法人 集金 襲撃 自由の国 自由民主党専属放送局 出向野郎JTム 出版界の浜崎あゆみ 出版界のモーニング娘。 首都梗塞 首都高湾岸サーキット 首都低速 主婦 準女子アナ 召集令状 常総教育 松竹梅専属俳優 情報ヤクザ 女王様とお呼び! 女性の態度向上 ショバ代 ジョリーヤマダ ジョンイル 尻ぬぐい税 シンガートーキングライター 申告漏れ 人造人間 人生はホリエモンの如し 人頭税 シンドラー社製エレベーター シンドラーのリスト しんぶん青旗 す Super似非 スーパー害悪ス 杉村ダサい蔵 スゴ録 鈴木親分 スズキナノカドー 鈴木蘭々の二番煎じ 頭突きはMVPを呼ぶ スッパニチ ストーカー spamもどき スポーツ界の圧力団体 スポーツによる国権の発動 スポーツの採点 SMAP 炭谷 住むンです スモーキング娘。 座って食える立喰うどん せ 生活残業 生協新聞 盛況新聞 性教新聞 正教新聞 贅金 税金泥棒 生物の退化 正論漫画版 世界違産 世界異産 世界大相撲選手権秋場所 世界大相撲選手権九州場所 世界大相撲選手権名古屋場所 世界大相撲選手権夏場所 世界大相撲選手権初場所 世界大相撲選手権春場所 世界最大のおままごと国家 セガ・日産・JR東 説教新聞 絶叫新聞 節税申告 ぜったい押すなよっ! ZENI・CROWN/銭・喰らうン セブンイレブン セブンイレブン大学 セミ2ちゃんねる セ・リーグの楽天 セレブ 選挙マニヤ 戦争寺 戦隊 洗濯機フライドチキン 洗脳会議 洗脳新聞 そ 創価現れるところ乱あり 創価学会大手にはばかる 創価銀行 創価新聞 創価煎餅 創価党 ソーカニア 創価魔 ソーカリスト 葬送行進曲 組織の単細胞化 ソッカー ソッカー型無謀運転 ソッカー首領 ソッカー戦闘員 ソッカー派 ソニーと松下 ソニー日報 「その人の自由」 空飛ぶヒラメ 空耳アワー系 ソロパレス21 ゾンBS
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アカウント登録 アカウント乱獲防止の為、現在アカウント自動登録CGIは設置しておりません。 アカウント希望の方は、下記のアカウント登録要請フォームより希望IDとPASSと、垢の性別を添えて ご自分のメールアドレスをよくご確認のうえ、送信をお願いします。 アカウント登録要請フォーム
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垢作成 アカウント登録 SNS内にて登録受付中です! 1人2アカウントでお願いします。 また、Gv時間中は全MAPにて2垢起動禁止です。 見つけた場合はメールかSNSメールでご報告願います。 家族同士など、1つの回線で2人以上遊ばれる場合は公式コミュニティ内の家族アカウントについて、というトピックを必ず確認願います! ゲームのアカウントは1人2アカウント SNSでの家族登録が無かった場合は告知無く全て凍結します。 メール等での質問もお答えしません。 SNSの登録は1人1アカウントまで なお景品配布等でSNSは1アカウントですが2人いるので2つ下さいはダメです。 欲しい場合はSNSもそのアカウント分作成し、参加してください。 SNSメールにて家族登録をお願いします 詳しくはSNS内、公式コミュニティの「家族登録について」のトピックへ *
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A SONG FOR AESTHETIC DOCTORS これってよくあるパターンなんだけどちょっと真剣に言っちゃうけど この歌をもって僕のアイドルとしての最後の主張とするよ。 まず、僕の整形を隠蔽するために、君に黙秘をお願いしたいんだ。 以下に、美容整形についての愚見を述べるからね ちゃんと聴いてて。 白人系の美貌を欲する際、第一選択はあくまで手術であるという考えは ねえ 今も全く変わらないよ。 でもね、現実には僕自身の場合がそうであるように、発見された時点で ゴシップやスキャンダルをきたした失敗症例がしばしば見受けられるよね。 その場合には、マスコミを巻き込む隠蔽工作が必要となるけど、残念ながら 未だ満足のいく成果には至っていないんだ。儚いよね。だとすれば これからの美容整形の飛躍は、手術以外の治療法の発展にかかっているのかな。 僕は、君がその一翼を担える数少ない医師であると信じているんだ。 能力を持った者には、それを正しく行使する責務があるよね。 君には美容整形の発展に挑んでもらいたいって思うよ。 遠くない未来に、すぐバレちゃうような二重がこの世からなくなることを 強く強く願う事で全ては変わっていくと思うんだ。 ひいては、僕の写真をレタッチの後、君の研究材料の一石として役立てて 欲しいよ。僕は日本のマドンナだよね。 なお、自らカリスマの第一線にある者が若さを維持できず、手術不能の 皺を誤魔化すことを心より恥じてたりするんだよね。儚いよね。 AYUこと浜崎あゆみ
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概要 引退時などアカウントを仲間に譲渡することで、戦力強化や資源の余裕ができる。 大切だと思える仲間がいる場合、引退するときはアカウントを譲渡しよう。 ルール違反ではあるが、アカウントの売買をする場合もあり、その場合も同様の手順で行なう。 譲渡方法 Facebookアカウント, GameCenter(Apple ID), Googleアカウントの3つのいずれかとアカウントを連携させて、そのログイン情報を相手に教えることで譲渡ができる。 ただし GameCenterはiOS(iPhone, iPad)、GoogleアカウントはAndroidでしか使用できないため、相手環境に依存せずに譲渡する際には Facebookアカウント一択となる。 譲渡手順@Facebook 譲渡用のFacebookアカウントを作成する適当なメールアドレスを用意するほぼ使っていないメールアドレスを使うか、新規にGoogleでメールアカウントを作成する。 捨てアドサービスなどで作成されたメールアドレスなど、不審な場合はアカウント作成に失敗することがあるので注意。 https //www.facebook.com/ で新規登録する。 60分ほど待機する ※新規アカウントではアプリへのログオンが60分間制限されるため Facebookからログアウトする。これができていない場合、譲渡用アカウントではなく自分のアカウントと強制的に連携させられてしまうFacebookアプリがインストールされている場合はアプリ上でログアウトすること。 Facebookアプリが無い場合は、標準ブラウザ(iPhoneならSafari、AndroidならChrome)でFacebookにアクセスしログアウト。 ゲームを起動する。 Facebook連携済みなら連携を解除。 1で取得した譲渡用Facebookアカウントを使用して連携設定。 1のログイン情報を譲渡相手に伝える。 譲渡された人は譲渡用の仮アカウントが停止されても大丈夫なよう、 GameCenter または Googleアカウントとも連携しておこう。 譲渡手順@GameCenter / Googleアカウント 上記Facebookと手順はさほど変わらないが、一点注意する点として、この方法で譲渡する場合は決済方法を含めて譲渡できる恐れがあること。 できるだけ譲渡用のアカウントを新規で作成するようにし、以前は使っていたが現在は使っていないアカウントの流用は控えたほうが良い。 注意点@Googleアカウント Googleアカウントに再設定用メールアドレスが設定されている場合、初回ログイン時にそのメールアドレスを入力しないと進めない場合がある模様。 再設定用メールアドレスも伝えておこう。 制限について 1つのアカウントにつき、 合計5アカウントまで ただし同一ワールドなら2アカウントまで という制限は変わらない。 言語の違う人への譲渡 余裕があれば言語設定を変えてから譲渡してあげよう。
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「やっほ~、つかさにかがみん♪」 「こなちゃん、いらっしゃい。」 「おーっす、こなた。」 「かがみの太る時期の到来だね~」 「って、おい、なんだと!?」 雪もそろそろ限界を迎え始め、溶ける物が他にもたくさん出てくる時期である。 今日はまさしくその当日であるが、私の場合は受験で脳まで溶けそうな勢いだった。 そう、大学入試が数日後に差し迫った日なのである。 『メルトダウン』 「いやぁ、チョコレートの季節だからね。かがみは注意しないt…いはいいはい!」 「余計な事を言うからよ。」 「かがひ、いはいっへは!」 「お、お姉ちゃん、そろそろ放してあげたら?」 そう言われて、ようやくこなたの頬を放す。この感触が良くて放したくなくなるのよねぇ。 「かがみ…もう少し手加減してよ…。私だってデリケートなんだからサ。」 「なーにがデリケートよ、化粧とかあんまりしてないくせに。」 「そりゃ、いつもはしてないけど、たまにはしてるんだよ?」 「じゃあ例えば、いつしてたのよ?」 「ん~、入学式とか写真撮る時とか?あと、かがみとのデート前は欠かさずしてるね♪」 不意打ちに顔が熱くなる。でも、付き合い始めて数ヶ月も経つ。さすがに慣れてきた。 「へ、へぇ、あんたしてたんだ。全然気付かなかったわ。」 「ひどっ!せっかく時間かけてるのに…。」 「仕方ないでしょ、あんたと行くような場所じゃ気付きにくいわよ。」 私の反応がいたって普通だったのに対してか、今まで気づいてなかった事に対してか、 どことなくがっかりしてるようだったが、後者の場合は仕方がないと思う。 行くところはゲマズやアニメイト、良くて映画かお互いの家だし、最近は受験でそれらすらいけない。 それでも気付くべきかもしれないが、相手の顔が良く見れる場所じゃないと気付けないと思う。 正直、ムードのあるデートなんぞ行った事がないし、こっちから計画しない限りないだろう。 前に一度計画したものの、雨で計画崩れして、その後は受験で忙しくて実行できてない。 今日は受験を控えた直前かつ、最終となる息抜きである。 「結構大変なんだよ?このさらさら感を保つのって。」 「そうだよねぇ、それだけ長いと大変そう…。お姉ちゃんも結構苦労してるよねー。」 「…さらさらって、髪かい!」 「うん、そだヨ。かなり大変なんだよねぇ。最近はゆーちゃんにも手伝ったりしてもらったり…」 「ほっぺた関係ないじゃないのよ!」 「ばれた?でも、ちゃんと手入れはしてるよ~。化粧はしてないけどね。」 「手入れぐらいなら誰だってやるわよ、まったく。」 「でも、あんなに長くやんなくたっていいじゃん。いくら受験でストレス貯まるからってさぁ…」 「やつあたりじゃないわよ!ただ、あんたの…!!な、なんでもない…」 思わず、柔らかくて気持ちいいからやりすぎたって言いそうになってしまった。 素直に言ってしまえばいいと思う人もいるだろうが、弄られると分かって言うのは特定の人しかいない。 そして私は弄られるのは嫌いではないが、だからと言って自分から志願する気は毛頭ない。 「ん~~?なにかなぁ、かがみん。気にせずデレてごらん♪」 「言えるかぁ!そして、デレとか言うな!」 「いいじゃん、減るもんでもないし~。それにこれじゃあ、私が理不尽な怒りを食らったみたいだし。」 「だから、違うって言ってるでしょ!た、ただ…柔らかったから…つい…。」 それでも言ってしまうのは私の心の弱さか…決して弄られるのを望んでるわけじゃないからね! 「確かにこなちゃんのほっぺたって柔らかそうだね~。」 「素直に言えばいいのに~。むふふっ、照れたり怒ったり、相変わらずかがみは可愛いねぇ。」 「だぁー!人前で恥ずかしいこと言うなー!!」 「お姉ちゃん、お、落ち着いて!」 しばらく弄り倒された上に、つかさの天然発言も重なって、私は抵抗できないままだった。 お決まりのパターン、結局いつもこうなるのよね…だ、誰も嫌だなんて言ってないわよ? ただ、こう男女で言う尻に敷かれる感じかしら…怒られたわけじゃないんだけど、敵わないのよね。 たまに勝てても、すぐに切り返されて結局弄られるのは私になるから、完全勝利したことないし…。 どうにかして完全勝利、つまりこなたが弄られっぱなしになる方法を考えていると、 「かがみんや、本来の目的を忘れていないかね?」 「本来の目的?」 言われなくても分かってる。でも、ここであることにピンと来た。 「私がなんのために今日ここに来たのか分かってない?」 「受験前の最後の息抜きよね?」 「そうだけど、そうじゃなくて!…かがみ、わざとやってる?」 「冗談よ、バレンタインでしょ?わざわざ言わなくても分かるわよ。」 「んじゃあ、はい。」 こなたはおねだりの顔をしながらこっちを見て、手を出している。明らかに催促してる体勢だ。 あちらからチョコを差し出してくるかと思ったが、これはかえって好都合だ。 「あー、ごめん。今年は受験で忙しいから作ってないんだわ。受験後でいいなら作るけど?」 「え、だっt(むぐっ)」 一度制止して、つかさにしばらく黙っているか、話をあわせるように言って、解放する。 つかさは素直すぎるから、あらかじめ止めておかないと何から何まで話す危険があるからね。 「ねぇ、つかさ、何を言おうとしたの?」 「ふえっ?そ、それはお姉ちゃんが…。」 「あんたが作ってくれるかなって少し期待してたのよ。 でも、少し考えればこなたも私達と同じで、忙しいのにね。ただそれだけよ。」 「えーっ!それじゃあ、今年は私チョコ0個じゃん!そりゃないよー…。」 よっぽど私からのチョコを期待してたのか、心からがっかりしたようだ。 顔だけじゃなくて、体全体から気が抜けたようになってる。青菜に塩とはこの状態を指すのね。 「ゆたかちゃんとか、バイト先からもらえるんじゃないの?」 「ゆーちゃんはみなみちゃんので手一杯だったし、バイトは受験で行ってないからもらえないよ…。」 「ご、ごめんね、こなちゃん。私も実は料理学校のことで忙しくて何もしてないんだ…。」 「私達だって貰ってないんだし、お互い様よ。今年ぐらい諦めたっていいじゃ…?。」 こなたが持っていたカバンから出してきたのは二つのチョコレート。 片方はハート型の箱でリボンに結ばれ、もう一つは袋に包んであって、同じようにリボンで結ばれてる。 「これ…かがみに。こっちはつかさに。」 「あんた、この時期に手作りしたの?」 「だ、だって、かがみと…付き合ってからの初めての…バレンタインだから…。」 こなたは俯きながら、恥ずかしそうに私達にそれを渡し、私とつかさはそれを受け取る。 照れて恥ずかしそうな、普段とあまりにも違う雰囲気のこなた。 何回か見たことのある状態だけど、それはいつも私がちょっとした意地悪をした時ばかりだ。 こなたは、相手からの反応があってからこそ、それを盾に相手を茶化すことが出来る。 自分だけが何かをした時は、それをおおっぴらにするのが恥ずかしいタイプなのだ(多分)。 もちろん、その都度、相手となる対象の輪を大きくしたり、小さくしたりしていて、 オタクという輪にしたり、家族内の輪にしたりしているため、普段は恥ずかしがらない。 でも、今回は私達3人の中で、極端に言えば私とこなただけでの輪だったのだろう。 ただ、私が作っていないだけであれば、恥ずかしがることなくがっかりしただけだった。 しかし、料理好きのつかさですら作ってないと聞いたら、自分だけという意識の上に、 私が作れなかったのも仕方が無いという考えから、恥ずかしいという感情が成り立つのだろう。 もちろん、これも作戦のうちである。ちょっと可哀相ではあるけど、いつものお返しだし、いいわよね? 「(お姉ちゃん、凄いね。本当に言った通りの反応だよ~。でも、可哀相かも…)」 「(そうね、これ以上はやりすぎになるわね。そろそろあれを出すか…)」 そうつかさに耳打ちして、私はベッドの下から『それ』を取り出す。 「ほら、こなた。私からのチョコ、しっかり受け取りなさい。」 「ふえっ?だ、だって、さっき…」 さっきの表情から一転、目を丸くして私のことを見てくる。 「う・そ・よ。ちゃんと作ったわよ、昨日の夜にね。」 「…っ!もう、かがみの意地悪!本当にもらえないかと思って、私すごくショックだったんだから!」 「ふふ、いつものお返しよ、たまにはいいでしょ?あんたに負けっぱなしじゃ、つまらないもんね♪」 「ぶーっ、私は弄るだけなのに、かがみはいつも意地悪だ!」 「し、仕方ないでしょ。人を弄ることにおいては、あんたに敵う人なんていないじゃないのよ。」 おもいっきり頬を膨らませて講義してくるこなたは、どうみても可愛らしい子供だ。 でも、そんなことを考えている暇も僅かしか与えられなかった。 「…まぁ、いっか。かがみの愛をちゃんともらえたし、満足、満足♪」 「それにお姉ちゃんが意地悪するのは、こなちゃんがお姉ちゃんを弄るのと同じで、愛情の裏返しだよ♪」 「つ、つかさっ!」 「そんなのは分かりきったことだよ、つかさ。ただこうしないと、かがみが不満だからさぁ。」 「あんたもさっきまで思いっきりしおれてたのに、何を言うか!」 「私はちゃんとかがみが作ってくれたって信じてたヨ?だから、いつくれるか待ってたのさ。」 絶対嘘に決まってる。チョコを出した時の顔の表情や、あの後の反応は絶対素のはずよ。 でも、そんなことを冷静に言える状態じゃなく、つい大声になってしまう。 「う、う、嘘だっ!だって、さっき思いっきり驚いてたじゃない!」 「確かに、こなちゃん凄いびっくりした顔だったよ?」 「いやぁ、私って演技派だよねぇ~。残念ながら、かがみがやることはお見通しだよ♪ …それにしても、会話に自然とアニメネタが入るあたり、かがみもずいぶんオタクっぽく…。」 「うぐぅ…」 「ほら、その台詞もね♪」 「今のは素だ!ってか、私はオタクじゃない!」 「じゃあ、あれだね、きっと。オタクの才能!」 「わぁ、お姉ちゃん才能あるんだって!良かったね♪」 「そんな才能嬉しくない!というか、私は認めないわよ!!」 (くっ、結局弄られるのは私だけじゃない!私が甘いのか、こなたが上手いのか…きっと両方ね。) ☆★☆ 「それじゃあ、そろそろチョコを開けましょー!」 「おぉーっ!(おー…)」 その後、二重の攻撃にあった私は、ほとんど何も言う元気もなかった。 そもそも、受験勉強の息抜きなのに、なんでこんなに疲れてるのかしら…。 「ほら、かがみが先に開けてよ。」 「う、うん。」 「あ、それじゃあ私は牛乳取って来るね~。」 つかさはそういって、そそくさと出て行ってしまった。 空気を読んだのか、それとも居辛かったのか。どっちでもいいけど、ありがたい。 改めて箱を手に取り、丁寧にリボンを緩ませ、箱を開けるとそこには「かがみは私の嫁!」と書いてある。 一体全体、こいつはどうしてこう恥ずかしいことを堂々と出来るのかが不思議だ。 こなたでも恥ずかしいと思うことはあっても、さっき言った理論のその範囲がやたら狭い気がする。 「あ、あんたねぇ…。」 「かがみは私の嫁じゃ不満?」 「そうじゃなくて、少しはムードとかさぁ…まぁ、あんたらしいっちゃ、あんたらしいけどね。」 「でも、かなり気合入れたから味は保証するヨ。あ、もちろん愛も入れたけどネ♪」 「恥ずかしい台詞禁止っ!…でも、忙しいのに作ってくれてありがと。」 「なになに、かがみのためならお安いご用だヨ!それじゃあ、私もかがみのを~。」 すぐさまこなたは私があげた箱を開け始めた。 一応、昨晩数時間かけて作ったものだし、それなりに自信はあるけど、ドキドキの瞬間だ。 「どれどれ~、かがみが作ってくれたチョコの出来栄えは、っと!おぉ、ちゃんと出来てる!」 「ちょ、なによそれ!褒められても、嬉しくないんだけど?」 「いやいや、美味しそうだよ、かがみん♪それにしても、〈I Love You Konata〉って、ベタだね~。」 「べ、ベタで悪かったわね!」 「でも、ちゃんとかがみの愛は受け取ったよ~♪額縁にでもいれよっかなー。」 「入れんな!ちゃんと食べなさいよ、人が苦労して作ったんだから。」 「冗談だよ、かがみ~。それじゃあ、一口もらうとしま…って、ん?何かまだ箱に入ってる。」 こなたの言うとおり、ハートの箱の底にはカードが一枚張り付いていた。って、え?!そ、それは…! 止める間もなくこなたはそれを手に取り、読み始める。 「ま、待ってこなた、それは!!」 途端にこなたの顔が真っ赤になり、釣られて私の顔も朱に染まる。 「〈こなたへ これから一生、私と一緒に居てください。これが私の気持ちです。 かがみより〉 …かがみ、これってプロポーズ…?」 「あ、いや、ち、違うの!それは、そ、その…」 このカードが何故ここにあったのかという焦りと、おまけにそれを読まれた恥ずかしさで私は気が気でない。 おまけにこなたは真剣な顔でこっちを見てくるし、私は半パニック状態に陥っている。 少しの間が空いて、不思議そうな顔になり始めたこなたを見て、何かを言わなければならないと思うも、 それでも私は混乱から抜けられず、紡ぎだせる言葉は本当のことしかなかった。 「き、気持ちが通じ合ってるならチョコだけじゃ足りないかと思って、カードを書こうと思ったのよ…。 何を書いたらいいのか分からなくて、つかさに素直な気持ちでって言われたんだけど、書いてみたの…。 でも、は、恥ずかしくて渡せたもんじゃないから、捨てたはずだったのに…何故かそこに入ったの!!」 半分やけになりながら一気にまくし立てて、私はすぐに俯いてしまった。 本当のことだし、今更なことだけど、これはそのまま読んだら本当にプロポーズだ。 でも、私の複雑な気持ちは全てこなたによって消えうせた。 「ぷふっ、相変わらずかがみって素直じゃないね~。」 「だ、だからそれが素直な気持ちよ!」 「違うよかがみん。私が言ってるのは、そこまで書いてるのに素直に渡そうとしなかってことだよ~。 それに、こんな分かりきってることを書かなくても、私は前からそのつもりだったんだけど?」 その言葉に、私の全ての脳細胞が感極まったけど、それと同時にオーバーヒートしそうだった。 (えぇ?!これはどういう展開?プロポーズとして受けられたことを、Okされたってこと?! 別にプロポーズのつもりなかったんだけど…。い、いや、私も前からずっとそのつもりだったけど、 でも、そうじゃなかったというか、まだそこまで考えてなかったけど…えーと、でもOKされた=結婚? って、何考えてんだ私!いや、ゆくゆくはそうありたいけど、ってかこの展開はそういうことよね?) などと、私は暴走と妄想、どちらとも取れることをしていた。 「おーい、かがみんやー、戻ってこーい。」 「…はっ!こ、こなた、何か言った?」 「いんや、まだ何も。でも、そんなに顔を真っ赤にして何を考えてたのかなぁ?」 ここぞとばかしに、ニヤニヤした顔でこなたが擦り寄ってくる。 猫口+ニヤニヤ顔というのは一見ムカつくように思えるが、こいつの場合は反則的に可愛い。 これが見れるから、私はこなたに弄られるこの立場が好k、コホン、嫌じゃないのよ。 「な、なんでもないわよ。…ただ、ちょっと嬉しかっただけよ。」 「おぉ、さっすがかがみん!ツンデレの本領発揮だネ!」 「だから、私はツンデレじゃない!」 「普段は素直じゃないのに、私と二人きりの時はデレてくるんだから、まさしくツンデレだよ~♪」 「素直じゃないのは認めるけど、デレてくるってなんだ!それに、二人きりの時に限らないでしょうが。」 「いやいや、今日だってつかさがいなくなってからじゃないと、素直さのカケラも無かったよ。」 「そ、そんなことなかったわy…」 「はい、かがみ、あ~ん。」 「?!な、何よ突然!」 何の脈絡もなく、いきなりこなたが自分で作ったチョコを一口サイズに割って、私の口元に運んできた。 …というか、いつの間に私の手から取ったかしら…さっきまで握ってたのに。 「ほら、やってよかがみぃ。それとも口移しがいい?」 「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ!」 「んじゃ、はい。あ~ん♪」 「…あ、あ~ん。」 口に入れた瞬間、チョコレートの風味が一杯に広がる。 でも甘すぎず、ほど良い苦味を持った本格チョコの味で、チョコが溶けるのと同時に口もとろけそうだ。 私が今まで食べた中で一番美味しいものだった。もちろんこなたの気持ちが入っているからこそだ。 私の中では世界一、宇宙一のものだけど、味だけで純粋に見ても、市販のとは比べ物にならない。 「私の自信作なんだけど…どうかな?」 「正直、言葉で言い表せないぐらい美味しいわ。ただ甘いだけじゃないし、凄い深い味かも…。 チョコレートでこんなの初めてよ!」 「良かったぁ、愛を込めた甲斐があったヨ!…それに、やっぱりかがみはツンデレだと確認できたし♪」 「ど、どういうことよ?」 「だって、ちゃんとあ~んってしてくれたし。つかさがいたら絶対やってないでしょ?公の前じゃなおさら。」 「うっ…そ、それは…。だぁ、もう!素直に褒めたんだから、あんたも純粋に喜びなさいよ!」 (ったく、こいつは常に私を弄ることしか考えてないんじゃないかしら…不満じゃないけどね。) 「いやぁ、気に入ってもらえて心から嬉しいよ。糖分控え目、味も色々調整したオリジナルだからネ。」 「ちょっと引っかかるわね…でも、ありがとう、こなた。」 「愛しい嫁のためだもん、当たり前だよ。それじゃ、今度はかがみ・を食べる番だね♪」 「わ、私?!」 思わずビクッと擬音が似合うような反応をしてしまい、こなたも何事かとこちらを見てる。 (ええぇ!?!?さ、さっきのOKしたから?!で、でも、いくらなんでも展開が速すぎよ! バレンタイン効果?知らないわよそんなの!い、嫌じゃないけど…心の準備とか…色々時間がまだ…!) 「かがみどうしたの?この流れからしたらフツーじゃん。そんなに驚かなくてもいいんじゃない?」 「ふ、普通?!あ、いや、ま、まだ心の準備が!!つ、つかさだって戻ってくるかもしれないし!!」 「別に戻ってきたって問題ないじゃん?それとも他の人がいるとやっぱり素直になれないとか? かがみんもついにツンデレを自覚し始めたのかな、かな?」 「いや、問題大有りでしょ!そ、そんなのつかさに見られたら…」 「…?かがみ、なにか勘違いしてない?チョコを食べようって話をしてるんだヨ?」 「えっ?!あ、ああ、そうよね、なんでもないわ。」 (もしかして、さっきのは聞き間違い?そうだとしら恥ずかしすぎる…こなたの顔がまともに見れないわ…) 「でも、勘違いするような話をしたっけな??確かあの時は…愛しい嫁の…ブツブツ。」 真剣な顔でさっきのフレーズを思い出しているらしい。そ、そんなに真剣にならなくていいから! むしろ思い出さないで居てくれた方が、私のためだから!私のためを思って、ね? 「い、いいじゃないのよ、その話はもう。私のチョコを食べる番なんでしょ?」 「…!ああ、そうかぁ~」 再度ニヤニヤ顔になったこなた。あぁ、嫌な予感がするというか、もはや確信かしら。 私の必死かつ切実な願いは通じず、このあとの言葉により無残に散ることとなった。 「な、何よ。」 「さっき私が〈かがみのを食べる番〉ってやつを聞き間違えて、私がかがみを食べると思ったんでしょ? もう、かがみはエッチなんだから~♪」 「うっ…ち、ちがっ」 「何がどう違うのかなあ?ねぇ?」 「うぅ、うるさい。と、溶けないうちにチョコ食べなさいよ!せっかく作ったんだから。」 「…それも、そだね。んじゃ、かがみよろしく~」 今度は冷静に考えて、どうすればいいかを判断する。これ以上弄られるネタを提供したら、私が持たない。 受験後ならいいかなぁ?なんて悠長に考えている自分も中にはいたが、それはまたいつか脳内会議しよう。 「は、はい、あ~ん…」 「あ~ん♪…パクッ」 「っ?!?!」 「かがみもちょっとだけ食べちゃった♪あはっ」 私が差し出した指を軽く咥えられただけなのだけど、それがいかほどの破壊力を誇るものか分かるでしょ? (お、お、おおおおお落ち着け、私!ゆ、指を咥えられただけよ!そう、咥えられた…だ…ふおおお!!) 「顔の沸騰具合、過去最大だね~。初々しくて、可愛いなぁ、もう♪」 「…っ!ち、ち、ちち、チョコの味はどうだったのよ!」 「もちろん、最高においしかったよ♪随分腕を上げたんじゃないかな?」 「ほ、本当?」 「クリスマスのやつよりは美味しくなってるよ。ほら…」 私の口に入れてくれるもんだと思って待っていたら、自分の口に入れ…!! 「ん~っ!!(く、口移し?!?!)」 「ありがと、かがみ。来年も期待してるヨ。ご馳走様でした…かがみも美味しかったよ♪」 ボンッ!!…プシュー………。柊かがみ、オーバーヒートにより離脱。 「あちゃー、ちょっとかがみにはまだこのシチュは刺激が強かったかな?」 ドタドタドタ、ガチャッ! 「ごめーん、牛乳なくってコンビニまで買いに行ってたら遅くなっちゃったよ~…お姉ちゃんどうしたの?」 「いやぁ、ちょっと弄りすぎちゃったかなぁ?あははっ。」 「顔真っ赤だよ?熱とかじゃなくって?」 「さすがつかさ、そっちの発想か。いや、そうじゃなくってね、実は…」 「言うなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」 私の声が家中にこだました。 ☆★☆ つかさが戻り、私が復活したところでつかさにもチョコを渡し、つかさも私に用意してくれていた。 といってもつかさは、調理師免許用の専門学校にすでに合格しているから、暇なんだけどね。 こなたとつかさもお互いにチョコレートの交換を終えて、皆で遅めのおやつとなった。 つかさのチョコは相変わらず手が込んでいて、私にもこなたにも大きなハートのものだった。 前にこなたが、義理でも渡したら本命と勘違いされると言っていたけど、それを再認識するわね。 「ふぅ、美味しかった。さすがつかさ、中々やるね。」 「そりゃ、専門学校に通うことになったんだから、当たり前でしょ。腕前は文句なしよ。」 「て、照れるよ、お姉ちゃん…」 「まぁ、普通の受験だったらつかさには辛かったかもネ。」 「な、なに~!」 「否定は出来ないけど、それはちょっと酷いかも…」 「お、お姉ちゃんまで…」 ごめん、つかさ。私でもそれはフォローしづらいわ。こなたも人のことは言えない立場だけどね。って… 「そういえば、あんたはどこ受けるのよ?まさか大学には行かないとか言い出さないでしょうね?」 「うん、行かないよ。」 「ちょ、おまっ!大学行かないでどうするつもりよ!」 思わぬ告白につい大声になってしまう。 大学に行かないって、こいつ本当に自宅警備員、またの名をニートになるつもりなんだろうか? そう思って、真意を問いただそうと意気込んだところで、 「いやだなぁ、冗談だよ冗談。」 「じ、冗談かぁ、そうだよね~。びっくりしたよ、こなちゃん。」 「はぁ…ビックリさせんじゃないわよ。どうするか真剣に考えちゃったじゃない。」 「なにを言っても私の心配をしてくれるかがみ萌え~♪」 「し、心配ぐらいしたっていいじゃない!それで、結局どこに行くつもりなのよ?」 「う~ん…ひ・み・つ♪ってことで。」 「ぶっ」 こなたの似合わない台詞に思わず吹き出してしまったが、これはこれでこなたらしくないけど、可愛らしい。 でも、今はそこに気を取られてはいけない。私が言えたことじゃないけど。 「秘密って、どういうことよ?隠し事は…」 「大丈夫、ちゃんと教えるからさ。ただ、今はってことだよヨ。3月になったら教えるから。」 「まぁ、合格したらの話になるんでしょうね。」 「む~、ちゃんと合格するもん。おとーさんとまた賭けもしてるしね。」 この陵桜にも合格したのも、父親との賭け事に勝つためという不順極まりない理由だったからね。 でも、そのおかげで私はこなたに出会えたんだから、どうあれ感謝しないといけないけど。 「こなちゃん、今度はなにを賭けたの?WiiやPS3とか?」 「いや、Wiiはもう既に購入済みだよつかさ。PS3もバイトでどうにかなるしね。」 「じゃあ、新しいパソコンとか?」 「そんなのよりよっぽど私にとって大きなものなのだよ♪まぁ、それもその時教えるよ。」 こなたの趣味に合いそうで、高額なものか何か珍しいものと言われても今の以外あまり思いつかない。 何か限定者のフィギュアとかだろうか?でも、あの言い方だと物じゃないのかな?う~ん…まぁ、いいか。 「…ふ~ん。でも、その代わり3月に入ったら絶対教えないさいよ?」 「合格発表が終わった時にでも教える、それは約束するよ、かがみん。もちろんつかさにも言うよ。」 「わ~、楽しみだね、お姉ちゃん!」 果たしてそれは楽しいことなのかは分からないが、気になるというのは認めよう。 それより、何故行きたい大学を隠す必要があるのかに対して疑問が残るわけだ。 あまりにも低レベルだから?でも、あいつならそんなことは気にしないはずだと思う。 逆に実は相当難しいところで、逆に恥ずかしいとか?…なくはないけど、隠すことはないわね。 ここから遠くて、私にそうそう会えなくなる?それはあるかもしれないけど…あまり考えたくない。 一番ありそうなのが最悪のパターンってのが気になって、私は一応聞いてみた。 「こなた、一つだけ答えて。」 「ん、怖い顔してどったの?」 「その希望してる大学って、私が…いつでも会える場所にあるの?他の地方とかじゃないわよね?」 「むふっ、かがみはその心配してたのか~。それならご安心あれ、かがみと近くに居る事が最優先だからネ♪」 「じゃ、じゃあ!」 「かがみの家、というかここと、かがみの志望大学の近くどっちかだヨ。」 「良かった、ひとまず安心だわ。」 最悪のパターンでない上に、こなたがそこまで気を使ってくれたのが何より嬉しかった。 でも、気になる点はもう一つある、というより、いま浮かんだ。 「…ここまで素直なかがみんって、何か違和感あるなぁ。口調だけは相変わらずツンデレだけど。」 「ちょ、それどういう意味よ!…まぁ、それは置いておいて、近くの大学を優先してくれたのはいいんだけど、その条件に縛られて自分のやりたいことは制限してないわよね?こなたを縛ってるようなら、嫌だから…。」 「大丈夫だよ、かがみん。ちゃんと自分のやりたいことはやるようにしてるからさ。」 「そう?ほんとに?…ならいいんだけどね。」 「もう、そんなに心配しなくていいって。気軽に生きようよ、かがみん♪」 「あんたが軽すぎるから心配になるんでしょ?!二人して突っ走ったら誰が止めるのよ?」 「まぁ、それもそうだね~。でも、二人で突っ走る愛の道は誰にも止められないよ、ね?かがみん♪」 〈ね?〉のあたりで私の首に腕をまわして抱きついてきた。 「ちょ、ちょっと。恥ずかしい台詞禁止って言ったでしょ、もう…。」 1ヶ月強の時間が経っても、不意に抱きつかれるのには未だに恥ずかしい。 こなたに、キスするのには慣れたんじゃないかと言われたけど、内心はもちろん活火山状態だ。 正月も徹夜で若干ハイになってたから、こなたの寝起きにキスなんてしてたけど、今思い出しても… 「…どんだけ~」 (そうそう、どんだけ~…って!) 「こ、こなた!つかさが見てるから、離れなさいって!」 「周りの視線は気にしないって言ったじゃーん、かがみぃ。」 「屁理屈はいいから、離れろぉ!!」 半ば強引に引き離されたこなたはもちろん、空気化しかけていたつかさもどこか不満そうだ。 その後、こなたの機嫌をとりつつ、つかさにも話題を振りながら過ごすという何とも疲れる時間になった。 少なくても、私にとっては…やれやれ。 ☆★☆ その後も、臭いものや机に書いてある落書きのユニークさ、物価高騰によるお菓子の値段上昇などについて話した。こなたがネタに走り、つかさがボケて、私が突っ込むか弄られるいつもの雰囲気だった。 4人で過ごしてきた高校3年間、こういう空気の中でずっと過ごしてきたからか、どこよりも心地よい。 弄られたり、気苦労があったりしても、息抜きとして最高のものとなった。みゆきがいないのが残念だけどね。 「つかさー、ちょっと来て手伝ってー!」 下から突然いのり姉さんの声がする。時間を見ると6時前、おそらく夕飯の手伝いで呼んだのだろう。 …悔しいけど、料理の手伝いで私が呼ばれたことは中学に入ってから一度もない。せいぜい皿洗いだ。 「すぐ行くから、ちょっと待ってー!…ごめん、ちょっと行ってくるね。」 「いってら~(いってらっしゃい)」 つかさはすぐに立ち上がって降りていった。 「もうこんな時間かぁ、私もそろそろ帰らないとね。」 「そうね、おじさんも心配するだろうし。」 「かがみも、そろそろ『おじさん』じゃなくて、『おとーさん』って呼んでみたら?絶対喜ぶと思うよ♪」 「な、なななに馬鹿なこと言ってんのよ!出来るわけないでしょ、そんなこと!」 「うぶで余計な事ばかり考えては、顔を赤くするかがみ萌え~」 「うぅ、うるさい!」 「その反応!最高だよ~、やっぱ可愛いねぇ~♪」 さっき突き放したのを根に持ってるのか、執拗に弄り続けてくるこなたと反撃が出来ない私。 擦り寄ったり、上目遣いで見上げてきたり、後ろから抱き付いてきたり、やられ放題だ。 私も少なからず抵抗してみるも、こなたには逆効果なのか、私が恥ずかしいだけで終わる。 この小動物みたいなこなたの連続攻撃に私の『理性』という精神はボロボロになりつつある。 ひたすら顔を赤くしてる私にこなたの行動はエスカレートし、ついには… 「ひゃうっ!…こ、こなたぁ!!」 「おぉ、予想以上の反応だね。」 「いい、いきなり、うなじを舐めないでよ!」 「じゃあ、いきなりじゃなきゃいいの?」 「そ、そういう意味じゃないわよ。私にも理性ってのがあるんだから…その…ほどほどにしなさいよね…。」 「かがみん、それって…「みんみんみらくる、みーくるんるん~」」 突如、恐ろしく音程を外した声と共に、音楽が流れ始めた。これは確か…こなたの携帯だ。 「ごめん、かがみちょっと待っててね。 〈もしもし、なーにおとーさん?…うん、まだかがみんちだよ。…えっ?ああ、そうだごめん! 今からすぐ帰るから、下準備だけ済ませてて!…分かったよ、だから悪かったって。…うん、じゃあ。〉ピッ かがみ、ごめん!今日夕飯の当番だったのすっかり忘れてたよ!!今から帰って作らないと…。」 「いいのよ、そんなの。また受験後にいつでも来てよ。今度はそっちにいくかもしれないし、遊びに行ってもいいしね。二人切りもいいけど、みゆきとつかさを呼んでもいいしね。もちろんゆたかちゃんとかも。」 「そだネ、何か考えておいてよ。私も私なりに考えておくからさ。んじゃ!」 「あ、待ってよ。玄関までは送るから。」 「夫を送るのが嫁の仕事だしね~♪」 「それは朝の話でしょ?夜の場合は、嫁を見送る夫でしょ。ほらいったいった。」 「えぇ、それこそ屁理t…って、うわ押さないでよ、危ないって!」 こなたの反論を無視し、玄関にたどり着く。 「それじゃあ、気をつけて帰りなさいよ。夜道は危ないんだし。」 「格闘技やってたから平気だよ~。万が一があっても、かがみが助けてくれるだろうしネ。」 「…万が一、何かあったらな。」 「んじゃ、またね~、かがみん。今度は〈かがみを〉食べに来るから、覚悟しといてよ♪」 満面の笑みを浮かべて最後に言った一言は、本気なのか冗談なのか、期待と不安を抱きつつ、 私はつかさに揺すられて正気に戻るまで、呆然と玄関前で立ち尽くしていた。 - Fin - コメントフォーム 名前 コメント GJ!!!!! -- 名無しさん (2022-12-28 21 06 02)